鳥取県立鳥取盲学校

日時

平成23年5月25日(水) 15:00~17:00

場所

NPO法人ロバの会 事務所

見学

鳥取県立鳥取盲学校
専攻科理療科3年1名
校長 田中 一雄 先生、大西 雅廣 先生

対応

重田 裕之

今回は、日頃、本会の運営に協力していただいているロバの会の事務所をお借りしての見学となりました。
最初につくし会の発足から訪問マッサージ事業をはじめるまでの概要を説明しました。

主な内容は、つくし会は、「視覚障害あはき師の技術向上・開業支援・就職斡旋」を目的に活動してきており、モチベーションを大切にしてきている。
患者様を治した体験を通して、この技術の素晴らしさを実感して欲しい。
「晴眼者が多いから自分のとこに患者様が来ない」ではなく、自分の技術を向上させることに勤めて欲しい。
患者様を施術する際、10人のうちの一人ではなく、自分を頼ってきてくれた一人として対応して欲しい。
施術後の評価を大切にし、自分の施術感と患者様の実感を一致させられるようにして欲しい。
訪問マッサージは、一人ですべてを判断しなければならないので、診察能力などが重要である。
病態把握には、問診だけでなく、施術中の会話も大切である。
利用者様のニーズに合わせて、マッサージ、ストレッチ、筋力トレーニング、関節可動域訓練んを行わなければならない。
刺激量には充分に気を付けて欲しい。そのためには、利用者様のわずかな反応も見逃さないようにして欲しい。

続けて、あん摩の基本手技である母指圧迫と母指揉捏の注意点について、本会の『手技療法マニュアル』に沿って説明し、触診の大切さ、押圧の角度の大切さなどを実感していただきました。

見学生からは、
「患者様の反応をとらえる方法は?」
「どのような疾患が多いのか?」
などの質問が出されました。また、熱心にメモを取る姿も見受けられました。

今回の見学が進路決定の一助になることを願っています。

写真1写真2

前のページへは、ブラウザの戻るボタンでお戻りください。