23年度 理療科教員研修会

日時

平成23年8月5日(金) 14:00~17:00

場所

岡山県立岡山盲学校臨床室

対象

理療科教職員17名

対応

重田 裕之

今回は、「23年度 理療科教員研修会」の講師として招いていただきました。
講演の主な内容は、

  1. NPO法人について
  2. つくし会について
  3. 訪問マッサージ事業について
  4. マッサージ実技の基礎について

でした。

前半の座学では、本会がこれまでに行ってきたことを中心に、普段、聞く機会が少ないであろうことを話させていただきました。
「NPOとNPO法人との相違点」
「NPO法人のメリット、デメリット」
「NPO法人に課せられる税金、各種手続き」
「つくし会が行う各種事業」
「施術所開設について」
「施術所の名称について」
「療養費および往療料請求について」
「同意書取得の問題点について」
「生活保護について」
「営業活動について」
「訪問マッサージと訪問リハビリの相違点について」
などについて、できるだけ具体例を取り上げて説明させていただきました。

後半の実技指導では、本会の『手技療法マニュアル』を元に触診、母指圧迫、母指揉捏の基本について、さらには腰痛患者へのアプローチについて指導をさせていただきました。
参加者からは、
「全盲でも訪問マッサージは行えるか?」
「訪問マッサージと訪問リハビリの相違点を具体的に教えて欲しい」
「生活保護の問題点を乗り切った方法を教えて欲しい」
などと熱心に質問をしていただきました。

教える内容が多岐にわたる現在のカリキュラムにおいて、老年医学や訪問マッサージにかけられる時間はわずかに思います。
しかし、超高齢社会を迎えている我が国において、訪問マッサージの果たす役割は大きいと思います。

今回の講演が進路指導の一助になれば幸いに思います。

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